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フジテレビドラマ ラストフレンズ
フジテレビドラマ 「ラストフレンズ」(長澤まさみ/上野樹里/瑛太/錦戸亮/水川まさみ 出演)について語るブログ/特ダネ/特選情報
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ミチルカ

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フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」 最終話セリフ(4)
OKAERIマグカップ・ミニ



フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」 最終話セリフ(4)

セリフ・ストーリーを完全に再現します!

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」

最終話「未来へ」

【4】




テントの中で、寄り添って眠るルカとタケル。ルカが目を覚ました。起き上がり、座って、タケルの寝顔を見つめ、笑みを浮かべる。するとタケルも目を覚ました。

「あ・・・おはよう」
「おはよう」

テントを出るルカ、タケル。

「よいしょ」

海に向かって伸びをする二人。



ミチル探しを再開するルカとタケル。雑貨屋で写真を見せて、ミチルの行方を探す。

「この子、見かけませんでしたか?」
「うん?この子ねー・・・。あ、確か、文治旅館で働いていたんじゃないかな」

驚いて、顔を見合わせる二人。ついにミチルの居場所が見つかった。

「タケル、急ごう」
「うん」

そう言って、足早にバイクに乗り込む二人。早くミチルに会いたい気持ちが募る。バイクで銚子の街を疾走するバイク。スピードも上がる。

バイクが左カーブにさしかかった。すると、正面に大型のトラックが!カーブを曲がりきれず、トラックの真正面からぶつかりそうになる・・・。


文治旅館の厨房


そのとき、ミチルは厨房で皿洗いをしていた。皿の一つを床に落としてしまった。

「あ・・・すみません」
「大丈夫?」
「はい」

皿は粉々になった。お腹をおさえながらしゃがんで、欠片を拾う。



バイクが横転している。車輪は空回りして、バイクからは煙が。トラックの運転手が中から出てきた。

「大丈夫か!?」
「い・・・痛・・・。あ・・・」

タケルが起き上がる。そして、慌ててルカを振り返る。道路に倒れているルカ。ピクリともしない。額から血が流れている。

「ルカ!」

動揺して、ルカに駆け寄るタケル。

「ルカ?大丈夫か?」

ルカの体を揺するが、意識はない。

「ルカ!救急車お願いします!救急車!」

トラックの運転手に叫ぶタケル。

「ルカ!」


ブルー:岸本瑠可(上野樹里)




銚子市立総合病院


ルカは救急車で病院に運ばれた。待合室で座っているタケル。心配で、うつむいている。するとドアが開く音が。何事もなかったようにルカが部屋から出てきた。タケルと目が合う。

「大丈夫?」
「うん。たぶん、すり傷」
「ああ・・・」
「心配しすぎだよ」
「いや、だって・・・」
「ね、行こう、行こう」

タケルの腕をつかんで、歩き出すルカ。

「ホント、大丈夫なの?」
「うん」
「足は何て言われた?」
「足、ぜんぜん平気って言われた」
「ぜんぜん平気なの・・・?」

あっけらかんと答えるルカの様子に不思議そうなタケル・・・。足早に歩いてく二人。その後ろには、ミチルの姿が!


病院の駐車場で、バイクに乗り込み、出発しようとしているタケルとルカ。バイクのエンジンがかからない。

「あれ!?」
「なんだろう。さっきの転倒で、どっか故障したのかな?」

タケルはバイクから降り、ルカがバイクの点検を始める。タケルがその様子を見ている。そのとき、ミチルが病院からゆっくり歩いて出てきた。ミチルは二人に気付いていない。ゆっくりと送迎バスに向かう。タケルは、バイクの上にヘルメットを置いて、ふと顔を上げる。すると・・・。

「ミチルちゃん!?」
「え!?」

驚くルカ。立ち上がり、タケルの視線の方向を見る。そこには、ミチルの姿があった。

「ミチル!」

ミチルに声をかけるルカ。その声に、驚くミチル。前を向いたまま固まっている。そして、ルカの方を見た。ルカとタケルを見て驚く。タケルとルカは、ミチルのお腹を見て驚いている様子。


ピンク:藍田美知留(長澤まさみ)




旅館の寮


ミチルが茶碗にお茶をそそいでいる。その中の一つは、赤いマグカップだ。お盆を持つと、タケルが、

「大丈夫?」
「うん」

しずしずと、タケルとルカが座っているテーブルにお茶を運んだ。

「よいしょ」
「ありがとう」
「ありがとう」

「旅館の厨房で、お客さんにご飯を出す手伝いをしてるの。そこの仲居さんのシズエさんっていう人がお母さんの古くからの知り合いで、すごく良くしてくれて」
「そう」
「子供ができてからも、ずっと働いて構わないって言われてるの。そんなこと・・・なかなか言ってもらえないよね。私、ここで少し、頑張ってみようかと思って」

ルカは視線を落として・・・そしてミチルの目を見て、

「ミチル。東京帰ろう」

驚くミチル。

「帰って、また一緒に暮らそう」
「・・・。帰れないよ。だって、この子は宗佑の子なんだよ。宗佑は私を思って、私のせいで死んだんだよ。幸せになんかなれないじゃない・・・」

無言のタケルとルカ。

「ルカやタケル君のトコに帰って、なぐさめてもらうのは違うと思った。だけど、独りぼっちで、すごくさみしくて・・・。そのとき、お腹に赤ちゃんがいるって判ったの」

神妙な面持ちのタケルとルカ。ミチルはお腹に両手を当てながら・・・

「ああ、もう独りじゃないんだって思ったら、涙が出るほど嬉しかった。宗佑に許された気がした。これから先も、生きてていいんだって」

ルカが、ミチルの片手をお腹から離して、握りしめる。

「そうだよ。これからの人生は、誰のものでもない。全部、ミチルのもんだよ」

目を丸くしてルカを見つめるミチル。

「私は、あんたの彼が、あんたにしたことを・・・許せない。死に方も含めて、卑怯だと思う」

ルカの言葉に、険しい表情で、目線を落とすタケル。うつむくミチル。

「でも、お腹の赤ちゃんは、ミチルの赤ちゃんだよ。誰とどうやって生きていこうとミチルの自由だよ」

ミチルはルカに視線を合わす。ミチルの目がしっかり見ながら、真剣に話を続けるルカ。

「でも私は、ミチルと生きていきたい。お腹の赤ちゃんのパパになれなくても、頼れる先輩として、側にいてあげたい」

言葉を失うミチル。するとタケルが、

「俺も一緒に育てるよ」
「タケル・・・」
「一人よりも二人。二人よりも三人の方がいいでしょ?」
「赤ちゃんも入れたら四人だね」

笑顔のルカとタケル。ミチルの目から涙が溢れ出る。

「・・・ありがとう・・・」

感激し、すすり泣くミチル。が、突然、ミチルの顔が歪む。驚くタケル。

「どうしたの?」
「あ・・・変なんだ・・・あ・・・うっ!」

お腹を抑えながらうずくまる。

「ミチル!」
「ミチルちゃん!」

ルカがミチルの体を支える。

「タクシー捕まえてくる!」

タケルは血相を変えて、部屋から出て行った。

「う・・・」
「ミチル」

背中をさするルカ。



銚子の街を、3人を乗せたタクシーが走っている。

「うっ!」
「ミチル!しっかり!」
「頑張って!」

タクシーの中で苦しむミチル。ルカとタケルが必死で励ます。タケルがタクシーの運転手に叫ぶ。

「運転手さん!急いでください!」
「はい」

「あともう少しだから」
「がんばって!」

ミチルはお腹を手で抑え、悶絶している。励ます二人。


パープル:水島タケル(瑛太)




病院


病院に到着し、ストレッチャーでミチルが運ばれている。

「うー!」

苦しむミチル。ルカとタケルはストレッチャーを押すのを手伝いながら必死で励ます。ルカはミチルの手をしっかり握っている。

「ミチルちゃん!」
「ミチル、しっかり!」
「ミチルちゃん!」

すると医師がやってきた。

「早期剥離の可能性があります。このまま分娩室に入ります」
「はい」

と看護師。

「あ!二人はこちらでお待ちください」

看護師に制止される二人。ミチルが分娩室へと入っていく。声をかけるタケルとルカ。

「ミチルちゃん頑張って!」
「ミチル頑張れ!」

分娩室のドアが閉まった。「分娩中」のランプが点灯した。心配そうなタケルとルカ。


「止血帯を準備して!」
「はい」

緊迫する分娩室。ミチルはうめき声をあげながら苦悶の表情。

「ガーゼ、多めに用意して!」
「はい」

悶絶するミチル。すると、看護師の腕をつかみ、必死の表情で、

「お願いします!赤ちゃんを助けてください!」

看護師は落ち着いた様子で、

「大丈夫ですよ。赤ちゃんも頑張ってますから。あなたも頑張って」

うなずくミチル。

分娩中のランプが点灯している。ルカが座っていられず、その前をそわそわ歩いている。タケルはベンチに座って、ルカの様子を見ている。時計は16時47分をさしていた。

分娩室で頑張るミチル。看護師が額の汗を拭く。秒針の針の音が時を刻む。

分娩室の前でうずくまり、手で顔を覆うルカ。タケルもうつむいている。17時49分。

18時43分。約2時間が経過した。落ち着かない様子でそのときを待つタケルとルカ。そのとき、産声が・・・。ハっとするタケルとルカ。新しい命の誕生に、顔を見合わせ、笑顔の二人。分娩室のドアが開いた。が、看護師が血相を変えて走ってでてきた。

「早くして!出血がひどい!」

医師が叫んでいる。緊迫する分娩室。再び分娩室のドアが閉まった。

「ミチル・・・!?」
「ミチルちゃん?」

二人の表情が一変する。ミチルは大丈夫なのか・・・。分娩室で、目を閉じているミチル・・・。


美知留:瑠可:タケル



「藍田さん。藍田さん」

医師の呼びかける声で、ミチルが目を開ける。笑顔の医師と看護師。赤ちゃんを抱いている。

「女のお子さんですよ」

ミチルは静かに声のする方向を向く。そこにはかわいい赤ちゃんの姿が。ミチルの目から涙がこぼれ落ちた。


病室


ベッドの上で、赤ちゃんと一緒に横になっているミチル。ベッドに脇で、ルカとタケルが座っている。ミチルはルカに、

「ルカ」
「・・・」
「抱いてあげて。女の子だって」
「女の子・・・」

首を抑え、そっと赤ちゃんを抱き上げる。

「よく生まれてきたね」

赤ちゃんに話し掛けるルカ。

「世の中って悪くないよ。これから、すてきなことがいっぱいある。きっとある」

笑顔のミチル。タケルが立ち上がり、

「俺にも抱かせて」

タケルが赤ちゃんを抱く。赤ちゃんを覗き込むルカ。満面の笑顔のタケル。

「パパですよ」
「うふふ」
「かわいいねー」
「ちっちゃいねー」
「ちっちゃいね」

ベッドで笑っているミチル。

「ルカ、タケル君。あろうがとう」

笑顔の二人。ミチルが笑顔で赤ちゃんに話しかける。

「ふふふ。よかったね」


砂浜


晴れ渡る空。青い海。さざ波。ミチル、ルカ、タケルの3人が砂浜を歩いている。ミチルが抱いていた赤ちゃんをタケルに。タケルが赤ちゃんをあやす。

(ミチル)
《元気ですか?エリー、オグリン。赤ちゃんの名前を決めました。藍田ルミ。瑠可の「瑠」に、美知留の「美」。ルにはタケルの「ル」も入ってるんだよ。私達は4人で、また、あのシェアハウスに暮らします。家族。友達。夫婦。恋人。そのどれかであるようで、どれでもない私達だけど、この壊れやすい幸せを大事にして、行けるところまで行こうと思っています。これからもずっと友達でいよう。できればずっと別れずにいよう。そして、たとえ何かがあって別れても、またいつか出会って、笑い合おう。 My dear, friends. You are my last friends. 》


シェアハウス

リビングの机の上に一枚の写真。シェアハウスの前での記念写真。オグリン、エリー、ルカ、タケル、そして赤ちゃんを抱いたミチル。


フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」 完


ご愛読ありがとうございました。ミチルカ







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テーマ:ラスト・フレンズ (長澤まさみ、上野樹里、瑛太出演) - ジャンル:テレビ・ラジオ

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」 最終話セリフ(3)
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フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」 最終話セリフ(3)

セリフ・ストーリーを完全に再現します!

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」

最終話「未来へ」

【3】

朝。ルカがダイニングにやってきて、冷蔵庫を開ける。扉に貼ってある「ゴミ捨て表」を見て、

「今日、燃えるゴミの日か・・・」

と独り言を言って、ゴミを外に捨てに行く。ゴミ袋を持って玄関を出ると、タケルがバイクに乗ってやってきた。

「おはよう」
「なんだよ、朝っぱらから」
「このバイク、林田さんから借りた。高いから傷つけるなって。ほら、乗って。ルカは中免持ってないだろ。これで、ミチルちゃん、迎えに行こう」

ヘルメットを手渡すタケル。あっけにとられるルカ。

「ルカと暮らしてんのは、最高に楽しい。けど、ルカの心に空いた穴を見てるのはつらい」
「・・・」
「一緒にさ、それ、埋めに行こう」
「・・・」

笑顔のタケル。戸惑っていたルカもうなずいた。

バイクに乗って、ミチルの実家へ向かう。階段を上がる。すると、玄関の前には本や棚がゴミとして置いてあった。

「すみません」

タケルがドアをノックするが、応答はない。

「誰かいませんか?」

もう一回ノックする。しかし、誰もいる様子はない。

「いないみたいだね」

諦め顔でうなずくルカ。そこに管理人がやってきた。

「あんた達、藍田さんならね、越しちゃったわよ」
「越した?どこにですか?」

ルカが尋ねる。

「旦那さんなの?あれ・・・。その人の実家の方。九州だって」
「娘さんの話、してませんでしたか?」
「さあ・・・聞いてないけど」

戸惑う二人。タケルがバイクを押しながらトボトボ歩く。

「どっか、心あたりある?ミチルちゃんが行きそうなところ」
「ない。・・・ないけど、銚子かな・・・」
「銚子?」
「昔、お母さんと住んでたことがあるんだよ。高校卒業してすぐ」
「よし!行ってみよ!」

うなずくルカ。

バイクで銚子に向かうタケルとルカ。「ようこそ海の町 銚子へ」と書かれた看板の前を猛スピードで通り過ぎる。


上野樹里(岸本瑠可)の衣装協力をしている”インパクティスケリー”販売店
eighty-six




銚子に到着した。ミチルの写真を手に、行方を探す。ルカがタクシーの運転手にミチルの写真を見せて尋ねる。

「すいません」
「はい」
「あの、この子乗せたことないですか?」
「この子ですか?・・・」

タケルも、タクシーの運転手達に写真を見せている。

「ちょっと見てないですね」

魚市場でも、二人は写真を見せながら、ミチルを探す。

「知らねぇな」
「こんな子見ませんでした?」
「見たことねぇな」


外川駅前


駅員に写真を見せて尋ねる二人。

「ちょっと分かんないな」
「そうですか。すみません。ありがとうございます」

タケルとルカは顔を見合わせ、困った表情。


犬若食堂


大衆食堂で食事をするルカとタケル。タケルがルカに話かける。

「なかなか見つからないもんだね」
「そう簡単にいくかよ。手がかり薄いし」

ルカは箸をとめ、

「ミチルが幸せならいいんだ、私は。新しい彼氏でもできて、私やタケルのことなんか忘れて、どっかで楽しくやってるならさ」

タケルも箸を置いて、

「でも、違うかもしれないよ」
「・・・」
「どっかで、一人でさみしいのを我慢して、俺達が来るのを、待ってるのかもしれない」
「・・・」


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砂浜


タケルが石で釘を打って、テントを張っている。テントが完成して、振り返る。と、ルカが砂浜に座って、遠くを見ていた。タケルは毛布とランプを持ってルカのそばへ。

「はい」
「ありがと」

ルカの隣に座るタケル。

「何か、案外いいな。こういうのも」
「何?」
「タケルと、二人で旅して、おいしいもん食べて、一緒に泊まって。夫婦って案外、こういうもんなのかもね」
「え?」

ルカの言葉に驚くタケル。

「長年連れ添った夫婦って、男でも女でもなくなって、結局友達になるって言うじゃん」
「うん」
「何でも打ち明けられる親友にさ」
「・・・」

タケルは悲しげな顔をして・・・

「ルカ」
「ん?」
「姉がいるって話、ルカにしたっけ?」
「・・・」
「いるんだ。10歳年の離れた姉が・・・。血はつながってないんだけどね。親が再婚同士で。父親が、俺の父親だけど、ものすごく怒りっぽくて。姉もいろいろストレスが溜まってたんだと思う。母親がおとなしい人で、父に何を言われてもたてつくなって。姉のこと、抑えつけてた。だから姉は、俺を味方にしようとしたんだ。絶対に裏切らない、小さな味方。つまり・・・。姉は俺をさ・・・」
「言わなくていいよ」

タケルの言葉をさえぎるルカ。タケルは目に涙を浮かべながら・・・

「姉を裏切れないって最初は思った。それから、父親と母親を、悲しませたくないって。悪いのは全部自分だと思い込んで、誰にも言えずに・・・。だから・・・女の人の体が怖くなるんだ。そういう場になると・・・」

遠くを見つめながら・・・

「俺、最低だよな。一生まともな恋愛なんてできない。女の人を幸せにすることも・・・」

目に涙を浮かべ、自虐的に、独り言のようにつぶやくタケル。

「できるよ。タケルは」

ルカの方を見る。タケルの目を見つめているルカ。

「タケルは、女を幸せにできる男だよ。それは私が一番よく知ってる」
「・・・」

優しい言葉でタケルをなぐさめるルカ。涙をこらえ、下を向くタケル。ルカはタケルに近づいて、タケルの優しく肩を抱いた。

(つづく)

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」より

(次回、いよいよ最後です)


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テーマ:ラスト・フレンズ (長澤まさみ、上野樹里、瑛太出演) - ジャンル:テレビ・ラジオ

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」 最終話セリフ(2)
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フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」 最終話セリフ(2)

セリフ・ストーリーを完全に再現します!

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」

最終話「未来へ」

【2】

青い海。空は、やや霧がかっている。防波堤の先端に立ち、海を眺めている一人の女性。疲れ果て、やつれたミチル・・・。目線を落とし、海面を見つめる。一歩、二歩とヘリに歩を進める。海へ身を投げようとするミチル・・・。

「ミチルちゃーん!!」

ミチルを呼ぶ声に振り向く。遠くの方で、見知らぬおばちゃんが大きく手を振っていた。

「ミチルちゃんじゃないの!?」

それは見覚えのある顔だった。


旅館文治の厨房


「はい。どうぞ」

おにぎりを差し出されるミチル。

「すみません。いただきます」
「ごめんね。不恰好なおにぎりだけど」

おにぎりを食べる。

「おいしい」
「何年ぶりかねえ。東京に帰ったとは聞いてたけど」
「はい。母は今も東京です」
「千夏ちゃん、元気にしてる?」
「・・・」
「知ってるの?あんたがここにいるってこと」
「・・・・」
「何があったか知らないけど、だめよ。変なこと考えちゃ」


アパート

旅館の寮の一室に案内されるミチル。

「さ、入って、入って。ここね、空き部屋だから、使って」
「ありがとうございます」
「旅館でもちょうど人探してたから、手伝ってもらえたら助かるわ」
「・・・」
「何かあったら、いつでも呼んでちょうだい」
「ありがとうございます」
「ふふふ」

おばさんが部屋から出て行く。ミチルのその場で、畳の上に座り込んだ。


旅館の厨房


客への食事の準備が進められている。料理の盛り付けをするミチル。

「ミチルちゃん、ご飯お願い」
「はい」

ご飯の釜を開け、ご飯をよそおうとする。

「うっ!」

ミチルは突然吐き気を感じ、口を抑えてしゃがみこんでしまった。

「どうした?ミチルちゃん。大丈夫?」

心配そうに駆け寄るおばさん。体を揺する。ミチルの様子を見て・・・

「もしかして、あんた・・・」

戸惑うミチル。


長澤まさみ(藍田美知留)の衣装協力をしている”ジュスカ”取扱店
ブティックカーラ




病院


診察室にミチルが座っている。医師が近づいてきた。

「おめでとうございます。妊娠5週目です」
「え!?」
「これがエコーの結果です」

エコーの写真を手渡される。胎児の姿・・・。

「ただ、血圧が異常に高い。高血圧合併妊娠かもしれないなー」
「あの、それって?」
「難しい出産になるかもしれないね。藍田さんの体にも、お子さんにも、リスクが」

うつむくミチル。

お腹を抑え、トボトボと家路につくミチル。


アパート


夜。布団で横になっている。眠れず、目を開けている。宗佑と初めて出会ったときのことを思い出す・・・。

「藍田さん、藍田美知留さん」

世田谷区役所戸籍住民課のカウンター。身を乗り出して、宗佑がミチルの名前を呼んで探している。

「あ、はい」

ミチルがカウンターに向かう。

「ここに、記入漏れがあるんで、書いてください」
「はい」
「どうぞ」

区役所を出て、歩いているミチル。

「藍田さん!これ、忘れ物」

ミチルを追いかけてくる宗佑。白い携帯電話をミチルに手渡す。

「あ、ありがとうございます。すみません」

笑顔の宗佑。



布団から起き上がり、お腹を押さえるミチル。宗佑と食事したときのことを思い出す・・・。


夜景のきれいな高級レストラン。宗佑とミチルが食事をしている。

「宗佑のお母さんは、どんな人だったの?」
「優しかったよ。恋人ができるまでは」
「恋人?」
「僕が10歳のとき、勤めてたスーパーのお客さんと、そういう仲になって、ウチを出て行った。それっきり会ってない」
「ごめんね。何か、変なこと聞いちゃって」
「いいよ。だから、僕は、早く結婚して、ミチルと子供のいる幸せな家庭、つくりたいんだよ」



布団の上で・・・。ミチルの目つきが変わった。


「ラスト・フレンズ」衣装協力している” ピンキー&ダイアン”販売店
カインド




アパート


仕事が終わり、寮の部屋に帰ったきたミチル。ドアを開けて部屋に入ると・・・。


「お母さん」

母がいた。驚くミチル。

「シズエさんから電話もらったの」
「そう・・・」
「お腹に子供がいんだって?」

お茶をいれようとするミチルの動きがとまる。

「あの人の子?あの亡くなった人の」
「・・・」
「やめときな」

振り返り、母に向かって毅然と、

「一人で産んで、一人で育てるから」
「あのね、子供ってのは、そりゃ、やっかいなもんなのよ。産んでポイって捨てるわけにもいかないし、泣くわ、わめくは、お金もかかるし、生きていく上において足手まといなんだから」
「お母さん。私のことも、そう思ってたの?」
「ミチル・・・」
「私、いつも感じてたんだ。お母さんが私のこと、そういう風に思ってるんじゃないかって。だから早く大人になりたかった。お母さんの迷惑にならないように、早く家を出たかった。」
「何言ってんの?」
「私はお母さんみたいにはならないよ!この子のことは、ありったけの愛情かけて、大事に育てるから!」

そう言うと、手で口を押さえ、慌てて洗面台に向かう。洗面台でえずくミチルに母が声をかける。

「お腹にいるだけでそんなに大変なのに、何でそんなに産みたいの?」

そう言いながら、ミチルの背中をさする。

「二人なら、頑張れるから。赤ちゃんと二人なら・・・」
「そう言えば、お母さんも同じこと思った。お父さんいなくなってからね、あんたと二人なら頑張れるって」

母の顔を見るミチル。

「まっいいか。勝手にしなさい」

微笑んで母は去っていった。


病院


母子健康手帳を受け取るミチル。

「ではお大事に」
「ありがとうございます」

(ミチルの手紙)
《ルカ、元気ですか?私は一人でなんとかやっています。ずっと一人だったから、さみしくはありません。もう会えないんだね、ルカ。でも、しょうがない。あなたを裏切った、それが報いだと思うから。あの頃、私は、あなたのこと何にも知らなかった。あなたの夢、あなたの悩み、あなたが心の中に秘めていた思い。でもね、ルカ。あなた達は確かに私のそばにいた。たとえもう二度と会えないとしても、私は、いまもあなた達に支えられてる。》

旅館で一生懸命に働くミチル。子供の服を買い物する。魚屋で買い物をする・・・。部屋でルカとの2ショットの写真、シャアハウスのみんなとの写真を見る。ペンを取り、便箋に手紙を書く。


「ラスト・フレンズ」衣装協力している” YUKI TORII”取扱店
衣・職・自由



成田空港


電光掲示板に、ミラノ行きの飛行機の情報が表示されている。制服姿のエリが、それを見て悲しげにうつむく。そして、ターミナルの中を歩き出した。すると赤い薔薇の花束を持った男が立っていた・・・。

「オグリン!?」

オグリンが真剣な顔で立っている。エリをじっと見つめている。

「小倉友彦!一世一代の決断をして参りました!」

人目をはばからず、大声で叫ぶオグリン。

「・・・」

「あなたが、忘れられませんでした!」

笑顔のエリ。


結婚式場


教会の鐘が鳴る。扉が開き、結婚行進曲が流れる中、モーニング姿のオグリンと、ウエディングドレスのエリが入場してきた。参列者の拍手の中、一歩一歩、バージンロードを歩く二人。

「エリー」

小声でエリに声をかけるタケル。

「きれいだよ」

ルカも笑顔で声をかける。

(牧師)「ただいまより、新婦様、ご新婦様、両名の結婚式を行ないます。」

見つめ合い、笑顔のエリとオグリン。


披露宴


エリとオグリンが、友人達に挨拶をしている。

「おめでとう」
「ありがとう」

ルカとタケルが近づいてきた。

「おめでとう。きれいだよ、エリー」
「ありがと」

「でもびっくりしたよなー。いきなり結婚するなんて。やりますね、オグリン!」

そう言いながら、オグリンのモーニングを触って、冷やかすタケル。

「あはは」
「やるときは、やるんです!これが!」
「あ、そうですか」

シャンパンを飲みながら、つれない返事のタケル。

「えええ?タケル君」

みんな笑顔。ルカがエリの腕をつかんで、少し遠くに移動。

「『永遠の愛』なんて信じないっみたいなこと、エリー言ってたよね。オグリンでよかったの?」
「うーん、まあね。うん、でも、しょうもないヤツでもさ、私の方がずーっと愛してあげればいいかなーっなんて思って」
「そっか」

女同士の会話が気になるのか、オグリンが駆け寄ってきた。

「何?何の話?」
「なんでもない!」
「えー!?」

タケルがオグリンの左手を見て、

「いやー、でもいい指輪ですね」
「ああ、これ?」

タケルの気遣いはいつも素晴らしい。自慢気に指輪の説明を始めるオグリン。


水川あさみ(滝川エリ)に衣装協力してる”GAS”取扱店
シック&シンプル




井の頭公園


引き出物を持ったタケルとルカが二人で歩いている。

「これでシェアハウスも二人っきりか・・・」
「そんな、つまんなそうに言うなよ」
「っていうか、さみしいじゃん」
「メンバー募集する?」
「そうだな・・・。でも、エリーみたいにサバサバした、男前の女子ってなかなかいないしな」
「オグリンみたいに、気持ちのいい男子もね・・・」

気がつくと、そこは野外ステージのベンチの前だった。立ち止まるルカ。

「ここでミチルと会ったんだよな。雨の夜に、傘も差さずに。びしょ濡れで座ってた」

遠い目をして、あのときのことを思い出すルカ。初めてシェアハウスにミチルを連れて行ったあの夜のこと・・・。


シェアハウスのダイニング


ルカはイスに座って、放心状態でボーっとしている。向かいに座っているタケルはそんなルカの顔を見ている。目が合う二人。

「私、寝るね」

そう言って席を立ち、マグカップを洗いに、シンクへ行こうとするルカ。それを制止するタケル。

「ああ、洗っとくよ」
「ありがとう。おやすみ」
「おやすみ」

ルカが去った後、何かを考えているタケル。


(つづく)

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」より


長澤まさみ(藍田美知留)に衣装協力している”ロペピクニック”取扱店




テーマ:ラスト・フレンズ (長澤まさみ、上野樹里、瑛太出演) - ジャンル:テレビ・ラジオ

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」 最終話セリフ(1)
「ラスト・フレンズ」衣装協力している” ピンキー&ダイアン”販売店
SPAZIO



フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」 最終話セリフ(1)

セリフ・ストーリーを完全に再現します!

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」

最終話「未来へ」

【1】


宗佑の遺体にすがって泣くミチル・・・。その静かな死に顔を見つめていると、ソファーの横に白い封筒があるのに気付いた。「美知留へ」と書かれた遺書が、ミチルのカバンの上に置いてあった。ミチルは、封を開け、読んだ。

《宗佑の遺書》

美知留へ

さよなら美知留。
君を自由にしてあげるよ。
生きてる限り、僕は君を縛ってしまう。
だから、君に自由をあげるには、この心臓を止めるしかない。
僕は君のすべてになりたかった。
君の見る世界のすべて、君を照らす光のすべて、
君の感じる喜びのすべてでありたかったんだ。
どこまでも、いつまでも僕は君と一つでいたかった。
でも君は、僕のいない世界に幸せをみつけてしまったんだね。
だから僕は行くよ。
せめて、まだ君のぬくもりが、この手に残っているうちに。
君と一つになれたことを、この体が覚えているうちに。
ごめんね。君の笑顔が大好きだったのに
笑わせてあげられなくて。
ごめんね。愛し方がわからなくて。
ごめんね。僕が君を幸せにできなくて。
さよなら美知留。幸せにね。

宗佑


遺書を読み終えると、再び、宗佑にすがってむせび泣く・・・。


しばらくすると立ち上がり、荷物を持って部屋を出て行こうとする。一度宗佑を振り返り、再び歩き出す。

パトカーのサイレンが鳴っている。ミチルは、宗佑との思い出を一つ一つ思い出しながら、泣きながら道を歩いている。


主題歌「Prisoner of Love」♪


長澤まさみ(藍田美知留)の衣装協力をしている"ギャミヌリィ"取扱店
カインド




モトクロス場


ルカ(上野樹里)が後続を引き離し、独走している。そして、チェッカー。全日本選手権優勝!熱狂の観客席。大喜びする父(平田満)、母(朝加真由美)、弟(長島弘宜)。そして、タケル(瑛太)、エリ(水川あさみ)、オグリン(山崎樹範)。


MFJ
全日本モトクロス選手権優勝記者会見


と書かれた大きな看板。記者会見が行なわれようとしていた。

(司会)「これより、全日本モトクロス選手権関東大会 優勝記者会見を始めさせていただきます。優勝いたしました、27番、岸本瑠可選手です」

週刊誌での「性同一性障害疑惑」の報道の影響か、大勢のマスコミが押し寄せていた。記者会見上の外で、緊張した面持ちのルカ。林田がルカの肩をたたく。うなずいて、ドアを開けた。

たくさんのフラッシュ、拍手の中、記者会見場に入っていくルカ。多くの報道陣が待ち受けていた。家族、タケル、エリもいる。ルカは、険しい表情で席に座った。

(司会)「それでは、質問のある方は、手を上げてください」

多くの記者が一斉に手を上げる。

(司会)「『イズム』編集部さん」
(記者)「はい」

一人の記者が立ち上がった。

「え、岸本選手、本日は優勝おめでとうございます」
「ありがとうございます」
「一つだけ。最近週刊誌何かで、取りざたされて、精神的にも厳しい面があったと思うんですが、その点、どうですか?」

記者の質問に緊張するタケル、エリ、家族、そして林田。記者が質問を続ける。

「真偽のほどを知りたいと思っている皆さんも多いと思うんですが」
「・・・」

沈黙するルカ。しかし、父と母と目が合った。笑顔でうなずいている。ルカも笑顔でうなずき、切り出した。

「モトクロスは、実力さえあれば、女子であっても、男子と同じ条件で、同じフィールドに立って戦える、数少ないスポーツです。私は、選手として、このレースに参加し、優勝できたことに誇りを持っています。陰で人に何て言われようと、詮索されようと、この思いは揺るぎません。今日まで私は、家族に支えられ、友人に支えられてきました。女だからでも、男だからでもなく、一人の人間として、私を愛し、応援してくれました。そのことを今日、最高に嬉しく、誇らしく思っています。・・・他に申し上げるべきことは、何もありません。」

堂々と話し終えたルカ。たくさんのフラッシュを浴びる。


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全日本モトクロス選手権関東大会 祝賀会場


祝賀会が始まった。関係者にあいさつをするルカ。

「ありがとうございました」
「おつかれさま」

ふと会場の外に出る。ロビーには、タケルとエリがいた。

「エリー」

ちょっと驚いた様子のルカ。神妙な面持ちのエリ。タケルを見ると、笑ってうなずいた。それを見て、ルカの方に向かって歩き出した。

「おめでとう。かっこよかったよ。記者会見」

笑顔のルカ。エリは一旦下を向いて、

「もっと早く言ってくれれば良かったのに」

エリの言葉に驚くルカ。

「私は驚かないよ。驚かないし、びくともしない。だってさ、ルカはルカじゃん」
「エリー・・・」

感極まって涙を流すルカ。遠くでタケルが微笑んでいる。

「ごめんね。私、無神経で、気がつかなくてさ。ルカに変な気使わせちゃったね。つらかったよね、いままで・・・」

下を向き、手で顔を抑え、むせび泣くルカ。エリが近づき、ルカの肩を優しくさする。

「ごめんね・・・」

感激して涙するルカ。


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シェアハウス


朝。ルカが、ベランダでコーヒーを飲みながら外を眺めている。そこにタケルがやってきた。

「ミチルちゃん、どうしてんのかな?」
「・・・」
「連絡してみようか」
「いいよ」

首を横に振る。

「ミチルは、私のことを受け入れられなかったんだ。だからレースに来なかった。このまま二度と会えないとしても、それはそれでしょうがない」

そのとき、シェアハウスの電話が鳴った。タケルが電話に出た。

「はい、もしもし」
「藍田ですけど、ミチルに替わってもらっていい?」

ミチルの母・千夏(倍賞美津子)だった。

「え!?え!そちらにいるんじゃないんですか?」
「うん?もしかして何も聞いてないの?」
「え、何もって・・・」


シェアハウスのリビング


タケル、ルカ、エリ、オグリン。重苦しい雰囲気。

(オグリン)「死んでたって・・・。あいつが?」
(タケル)「うん。自殺だって」

ショックを隠せない4人。エリが動揺している。

(エリ)「私、あのときひどいことを・・・」
(オグリン)「エリさんは関係ないよ。それに、自分が悪いことに気付いたからって、自殺じゃ何の解決もできないのに」
(ルカ)「ミチルは?」
(タケル)「・・・参考人として、調べられたらしい」
(ルカ)「・・・」

沈痛な面持ちのルカ。

(エリ)「ミチルちゃん、大丈夫かな・・・」
(オグリン)「今は、一人でいたいんじゃないかな?そっとしといてあげようよ」


朝。ルカが出かけようと、玄関から外に出る。そして郵便受けを開ける。すると、「シェアハウスの皆様へ」と書かれたミチルからの葉書が入っていた。葉書の裏を見るルカ。

「レースへ行けなくてごめんなさい。私は、一人でやっていきます。心配しないで下さい。 美知留」

そう書いてあった。呆然と立ちつくすルカ。


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シェアハウスのリビング


エリが帰ってきた。リビングでオグリンが荷造りをしていた。

「あれ?何やってんの?」
「あ、エリさん・・・」
「え?もしかして・・・」
「あ・・・、聞いてなかった?内示が下ったんだ・・・。」
「え?」
「来月、ミラノに転勤だって」
「ミラノ?え、でも、だからって今・・・」
「その前に家帰っていろいろ、整理しなきゃいけないこととかあるから」
「・・・奥さん・・・どうすんの」
「・・・」
「ついてくんだ・・・」
「・・・」

うつむくオグリン。

「そっか、よかったじゃん。なんだかんだいっても、夫婦なんだね」

笑顔をつくるエリ。そう言って、自分の部屋へ向かう。オグリンは立ち上がって、

「エリさん!・・・ごめんね・・・」
「『ごめんね』なんて言わないで!」

作り笑顔で、オグリンに振り返り、

「その『ごめんね』って言葉は失礼だよ。」

オグリンに歩み寄り、右手で握手を求める。

「はい」
「・・・」
「言ってよ。『ありがとう』って」

泣き出しそうな顔のオグリン。エリと握手して、

「・・・ありがとう・・・」

笑顔のエリ。気丈に振舞う。

夜。ダイニングに、エリ、タケル、ルカ。食事の準備が進められている。エリは元気なく、うつむいて座っている。

(タケル)「あれ?オグリンいないね」
(ルカ)「うん。どこ行ったんだろうね」
(エリ)「出てったよ。オグリンなら」
(ルカ)「何で?」
(エリ)「ミラノに転勤だって。奥さんも一緒に」

驚き、タケルとルカが顔を見合わせる。ルカが心配そうにエリに尋ねる。

「いいのか?エリー」
「うん」
「しょうがないヤツだな、あいつ」
「そんなことないよ。いい男だったよ。私にとっては。うん・・・」

寂しそうなエリ。

(つづく)

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」より

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テーマ:ラスト・フレンズ (長澤まさみ、上野樹里、瑛太出演) - ジャンル:テレビ・ラジオ

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」 第10話セリフ(3)
「ラスト・フレンズ」の衣装が多数使用されている"haco."

あの衣装がここにあるかも!


フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」 第10話セリフ(3)

セリフ・ストーリーを完全に再現します!

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」

第10話「最終章・愛と死」

【3】

シェアハウス

朝。エリ(水川あさみ)とオグリン(山崎樹範)が出社しようとしている。それを玄関で見送るルカ(上野樹里)とタケル(瑛太)。

(エリ)「じゃあ、明日。レース会場でね」
(ルカ)「うん」
(オグリン)「じゃあ」
(タケル)「いってらっしゃい」
(エリ)「いってきます」
(オグリン)「ミチルちゃん、帰ってこなかったね」
(エリ)「それは言わない。オグリン」

エリとオグリンが歩いていく。

(タケル)「でも、きっとレースには来るよ」
(ルカ)「そうかな?」
(タケル)「きっと来る」
(ルカ)「じゃあ、いってきます」
(タケル)「いってらっしゃい」

笑顔でシェアハウスを出るルカ。



この場面で瑛太(水島タケル)が着用していたTシャツ
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シェアハウスから駅に向かうエリとオグリン。オグリンが何かに気付き、慌ててエリの腕をつかむ。

「エリさん、あれ!」

シャアハウスの近くの公園のベンチで座っている男・・・。宗佑だ!うつむいて座っている。振り返り、エリの姿を見ると、ベンチから立ち上がり、歩き出す宗佑。

「待ちなさいよ!」

エリが走って宗佑を追いかける。オグリンも慌てて後に続く。

「近くをうろついたり、乱暴したり。プレッシャーかけてるつもりかもしれないけど、私には効かないからね。かわいそうだなって思うだけ」

さらに宗佑に詰め寄るエリ。オグリンが心配そうにエリの後ろをついてくる。

「正直、そういうことばっかりしてると、ミチルちゃんの気持ちはどんどん冷めてくよ。しがみついてくる男なんて最低なんだから。少しは引くってことを覚えなさいよ!」
「エリさん、ちょっと・・・」

エリの剣幕に、心配したオグリンが声をかける。エリはさらに続ける。

「男なら引く。少し引いて、ミチルちゃんを楽にしてあげるの。なんでそんなことも分かんないのよ!」

そう言うと、足早に去っていくエリ。オグリンもついて行く。宗佑はうつむいたまま立っていた。


早足で歩くエリ。オグリンが後ろから話かける。

「あのさ・・・」

エリは立ち止まり、

「他人事じゃないんだからね」
「え?」
「男は、人に頼ってばっかじゃだめってこと。オグリンもさ、もう、奥さんトコ戻ったら?」
「・・・」
「ね」

呆然と立っているオグリン。エリはオグリンに背を向け、駅に向かう。


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テーマ:ラスト・フレンズ (長澤まさみ、上野樹里、瑛太出演) - ジャンル:テレビ・ラジオ

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」 第10話セリフ(2)
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フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」 第10話セリフ(2)

セリフ・ストーリーを完全に再現します!

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」

第10話「最終章・愛と死」

【2】

コンビ二エンスストア


エリ(水川あさみ)が雑誌コーナーのところを歩いている。ある雑誌に目が止まり、手に取る。雑誌をめくると、エリの顔色が変わった。
笑顔のルカの写真とともに、「モトクロス人気女子ライダー『性同一性障害』だった!?」という見出しで、ルカが性同一性障害だという情報があると週刊誌は報じていた。それを読むエリ。

(「週刊経世」の記事)

③モトクロス人気女子ライダー
性同一性障害」だった!?

昨今注目を集めているスポーツ、モトクロス。中でも人気を博しているのが先日の優勝も記憶に新しい岸本瑠可選手(22)である。
そんな彼女だが、実は「同一性障害」ではないか?という情報が、とある情報筋から流れてきた。
性同一性障害」という言葉が日本でも当たり前のように使われるようになって久しい。テレビ等様々なメディアで取り上げられるようになり、今世紀に入ってから、性同一性障害への認識はだいぶ広がってきた感がある。
男性中心のモトクロス界において関東選手権大会で女性選手として初めて優勝した岸本選手。注目を集める彼女が性同一性障害かもしれないという発想は、モトクロスで男性と互角の勝負をしていることから生れているのではないか。本誌はまず、性同一性障害についてきちんと学ぶことからこのスクープの検証を始めることにする。
人の自覚する「心の性」が違うことで苦しむのが「性同一性障害」である。そこで、身体のほうを変える性別適合手術が国内数ヶ所の病院で行なわれている。
いきなり手術をするというわけではなく、精神科の診察と助言、ホルモン治療など、段階を踏んで進められる。
国立T大学病院医師K氏は性同一障害について次・・・



シェアハウス


ダイニングでエリとタケル(瑛太)がお茶を飲んでいる。

「なんでこんなこと。やっかみだとしても、ひどすぎるよね」
「・・・」

うつむくタケル。そこにルカ(上野樹里)帰ってきた。

「ただいま」

「おかえり」

と言いながら、週刊誌をゴミ箱に捨てるエリ。

「何やってんの?」
「ん?ううん・・・」

ごまかそうとするエリだったが、ルカはゴミ箱に捨てた何かを拾い上げる。週刊誌の表紙を見て、エリとタケルの顔を見る。ページをめくるとルカの表情が曇った。

「ルカ」
「これ、全部ウソだから」
「うん」
「うん」

週刊誌を持ち、笑顔で部屋へ向かうルカ。エリとタケルは心配そうに立っている。

ルカは、部屋に入って、ドアを閉めると、週刊誌をビリビリ破り始めた。苦悶の表情で何度も何度も週刊誌をひきちぎる・・・。そして床に叩きつけた。週刊誌の表紙にも、「モトクロス人気女子ライダー『性同一性障害』だった!?」と書かれている。


上野樹里(岸本瑠可)の衣装協力をしている”RUBBERSOUL”販売店
RUBBERSOUL楽天市場店



クリーニング店


ミチル(長澤まさみ)とオグリン(山崎樹範)。店員がクリーニング済みの服を次々とカウンターに持ってくる。

「藍田さんが、これですね」
「はい。ありがとうございます」
「あと、これが伝票にあった、岸本ルカさんの分。あと、それと、パンツが紛れてましたが・・・」

そう言って、店員は、星条旗柄のパンツをカウンターの上に乗せた。

「えへへ・・・」

苦笑いのミチル。オグリンが慌てて走ってきた。

「ああ!これ、俺のです、俺の・・・。一応、勝負パンツです!」

ミチルが笑う。


「ラスト・フレンズ」衣装協力している” ピンキー&ダイアン”販売店
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シェアハウス


タケルがルカの部屋をノックする。

「はい」
「ちょっといいかな」
「どうぞ」

タケルはドアを開けた。ルカは荷物の整理をしていた。

「さっきのことだけど」
「・・・」

ルカの動きが止まる。

「ミチルちゃんに・・・言わなくていいの?」
「何を?」
「自分自身のこと。自分の気持ち。ルカが、何を思って生きてきたかってこと。本当は、一番分かってもらいたいのは、ミチルちゃんなんじゃないの?」


タケルとルカが話しをしていると、オグリンとミチルがシェアハウスに帰ってきた。

「いや-、いっぱい買っちゃったねー」
「ホントだね、オグリン」
「あ、勝負パンツのことは、くれぐれも、シー!」
「あ・・・」
「えへへ」

オグリンは自分の部屋に行った。ミチルは、クリーニングした服をルカに渡そうと、ルカの部屋に向かう。

「ミチルには絶対に言えないよ」

とルカ。ルカとタケルは、ミチルがドアのすぐ側にいることに気付かず、話を続けていた。ミチルはドアの前で立ち止まり・・・

「ミチルにだけは。ミチルと私は、中学んときに会った。それから今まで、いい思い出がたくさんある。卒業間際になって、ミチルがいなくなって、もう二度と会えないのかと思ったら、目の前が真っ暗になった」

ルカの言葉を聞いているミチル・・・。

「出会えたときは嬉しかったよ。夢なんじゃないかなって思うくらい。・・・でも、怖かった」
「怖い?」
「ミチルは、私のことを、友達としか思ってない。でも、私は、違うから」

ルカの言葉に驚くミチル。

「最初から、私の気持ちは、友情じゃ・・・ 友情だけじゃなかった」

ミチルが動揺し始める。

「それを知ったらミチルは、傷つくと思う」

困惑するミチル。

「ミチルの心の中の、真っ白い思い出が、灰色になる」

ミチルは、気が動転し、袋を下に落としてしまう。その物音に気がつくタケルとルカ。走る音、玄関を開閉する音が聞こえた。窓から、ミチルが走っていく姿が見えた。

「ミチル?」

ルカは慌てて立ち上がって、カーテンを開け、外を見る。ミチルに会話を聞かれてしまったことが分かり、動揺するルカとタケル。


ミチルは、公園の中をひたすらに走っていた。息切れして、膝に手をついて立ち止まった。手で顔を抑える。呼吸が乱れている。気が動転して、何が何だか分からない。ふと顔を上げると、そこは井の頭公園の野外ステージの前だった。ルカとの思い出がいっぱいの場所。二人の女子高生がベンチに座るのが見えた。呼吸が乱れ、震えるミチル。

『ミチル』

吉祥寺の駅前で声をかけられ、4年ぶりにルカに再会したときのことを思い出すミチル。

『最初から、私の気持ちは友情じゃ・・・友情だけじゃなかった』

ルカの言葉を思い出しながら、ルカとの思い出が頭をよぎる。野外ステージのベンチでおしゃべりしたこと、駅まで送ってくれとときのこと、モトクロスの大会で優勝したときのルカの笑顔、森林公園で一緒にサイクリングをしたこと、ベッドの横に座って優しく肩をさすってくれたルカのこと・・・。

『こいつは女じゃない。男みたいな目で、男の目で君を見てるんだ』

ふと、宗佑の言葉を思い出す・・・。呆然とするミチル。


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シェアハウス


ルカ、タケル、エリ、オグリンがミチルの帰りを待っている。

(オグリン)「ミチルちゃん、どこ行っちゃったんだろう?」
(エリ)「うーん。大丈夫だよ。心配しなくても」

玄関のドアの音がした。ミチルが帰ってきた。エリが駆け寄る。ルカもタケルもソファーから立ち上がる。

「おかえり!ごめんね。ご飯、先食べちゃった。あ、ミチルちゃんも食べるよね?ご飯よそおっか?」
「あ!・・・私・・・いいや・・・」

ミチルの表情はこわばっている。ルカのことを見ることができない。そのまま部屋に入っていく。呆然とするエリ、タケル、ルカ、オグリン。


早朝


ミチルがカバンを持って、家を出て行こうとしている。ダイニングにあるマグカップから、赤のマグカップを手に取り、そのまま玄関に向かう。

「ミチルちゃん?」

タケルが階段から降りてきて、声をかけた。

「心配しないで。彼のとこに行くんじゃないから。しばらく、お母さんのところに泊まろうと思って」
「・・・ミチルちゃん。ルカはミチルちゃんを、とても大切に思ってる。・・・それを、受け入れることできない?」
「そうじゃないの。どうしていいか分からないの。どんな顔でルカの顔を見たらいいか・・・」

ルカは、部屋の中でミチルの言葉を聞いていた。

「私は、どうやったって、ルカの気持ちには応えられない。その溝を、ずっと見てるみたいで、つらいの・・・」
「分かるけど・・・」
「じゃあ・・・」

そう言って、玄関に向かうミチル。タケルも、ルカも、どうすることもできなかった。玄関を出て、複雑な表情でシェアハウスを見つめるミチル。やがて歩き出す・・・。

この場面で長澤まさみ(藍田美知留)が着ていた”bali barret”ヘンプチェックミニワンピース
ヘンプチェックワンピース

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ミチルの実家


ミチルが実家の玄関のチャイムを鳴らす。何の応答もない。しかし、カギは開いていた。驚いてドアを開ける・・・。部屋の中では、母(倍賞美津子)と、彼氏の健ちゃん(北見敏之)がテレビを観ながら笑っていた。母は健ちゃんに膝枕をしている。

「バカだな、こいつ」
「ホントだね」

母に声をかけるミチル。

「お母さん」
「あら、おかえり。珍しいね」
「今夜、泊まるね」
「あ・・・いいよ」

自分の部屋に行くミチル。

「でも、いつまで?」
「・・・」

母にそう聞かれると、黙ってしまう。母と男は楽しそうに笑っている。


書店


ルカの父(平田満)が大きな書店の中を歩いている。すると、あの週刊誌が目にとまった。手に取って、週刊誌を読む父。ショックを受け、愕然とする。


モトクロス場


ルカがバイクに乗り、快調に周回している。次々とジャンプを決める。ピットに戻ってくると、林田がストップウォッチを持って駆け寄ってきた。

「よし!46.2だ!いい具合に仕上がってる。この調子でいけよ」
「はい!」
「いよいよだな。お前の夢の舞台。やれることは全部やった。あとは迷わず、自分を信じていけ。

ルカの後ろの看板には、『‘08全日本モトクロス選手権』と大きく書かれている。

「はい」
「雑念は捨てろ!レースに集中していけ」
「はい」


女子更衣室を出るルカ。

「おつかれさまです」

先輩レーサーに挨拶し、家に帰ろうとする。すると、そこには、うなだれた父の姿があった。

「お父さん」
「あ・・・いや、ちょっと顔みたくなってさ・・・」

笑顔の父。いつもの明るい笑顔ではなかった。父の顔を見て、何かを感じるルカ。


瑛太(水島タケル)のバーで使用されている照明



タケルのバー


カウンターにルカと父。タケルが酒をつくっている。

「ごゆっくり」

そう言って、二人に酒を出すタケル。気を利かせて、店の奥へと消えていく。

「いよいよ明後日か」
「うん」
「どんな気分だ?」
「落ち着いてるよ。やることはやったし。目の前に、おっきい、静かな海があって、もう後はそこに飛び込むだけって感じ」
「・・・そうか・・・」
「ありがとうね、お父さん」
「ん?」
「お父さんのおかげで、私、ここまで来れた。小さいときから私の味方だったよね。嫌なことはやらせようとしなかったし、やりたいことは、力一杯、応援してくれた」
「幸せ・・・なのか?・・・お前・・・」
「・・・」
「満足、してるのか?」
「してるよ。好きなことで勝負してんだもん。幸せに決まってんじゃん」
「・・・そうか。なら、いいんだ」
「なんだよ」
「お前、お父さんに何か言いたいことがあるんじゃないのか?」

ルカの表情が変わる。奥で会話を聞いているタケルも・・・。

「ごめんね、お父さん・・・」

ルカの顔を見る父。

「私は、普通の女の子とは違うんだ」
「・・・」
「だから、お父さんが望むような形では、幸せを見せてあげられない」

ルカの顔を真剣に見つめる父。

「結婚もしないし・・・子供も産まない・・・ 」
「でも、お前、先のことはどうなるか分からないだろ・・・」
「分かってるんだ」
「・・・」
「私は・・・男の人を好きにならない。・・・なれないんだ」
「・・・」
「でも、心配しないで。私は私の道を行く。私のやり方で、幸せになるから。それだけは約束するから」
「ルカ」

ルカは目に涙を浮かべ・・・

「ごめんね・・・ でも、お父さんにだけは、知っててほしかった。これが本当の私だから・・・」
「そうか・・・ お父さんは、お前を応援するよ。親にできることは、そのくらいだもんな」
「ありがとう。お父さん」

ルカの目を見てうなずく父。


井の頭公園


夜の公園を一人歩くルカ。

一方、父は、池のほとりのベンチにうなだれて座っていた。下をじっと見つめている。そこへ、タケルが偶然通りかかった。

タケルは父に近づき、ペットボトルのお茶を差し出す。

「どうぞ」

タケルがいるのに驚いた様子の父。

「ああ・・・」
「だいぶ、飲まれていたようなので」
「ふ・・・ 優しいんだな・・・じゃ・・・」

ペットボトルのフタを開け、お茶を飲む。

「君が、娘とつきあってると思ってたんだがな・・・」
「すみません。・・・力不足で」
「力不足か・・・アハハハ・・・」

お茶をぐっと飲んで、

「小さい頃から、あいつは、スカートよりズボンが好きで・・・ 夏になると短パンはいて、川でザリガニ捕ったり、山で蝉捕ったり、泥んこになって男の子と遊びまわってた。活発で、かわいい子だった・・・」

こらえていたものが、こらえられなくなり・・・

「かわいい娘だよ!!俺にとっては・・・」

うなだれて涙を流す父・・・。

(つづく)

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」より

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テーマ:ラスト・フレンズ (長澤まさみ、上野樹里、瑛太出演) - ジャンル:テレビ・ラジオ

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」 第10話セリフ(1)
上野樹里(岸本瑠可)の衣装協力をしている”インパクティスケリー”販売店
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フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」 第10話セリフ(1)

セリフ・ストーリーを完全に再現します!

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」

第10話「最終章・愛と死」

【1】

宗佑のマンション

宗佑(錦戸亮)は、ルカ(上野樹里)に馬乗りになり、シャツを破り、アンダーウエアを露にした。そして、ルカの耳元に顔をつける。ルカは最後の力を振り絞り、叫びながら、壊れたスタンドライトを掴み、宗佑にぶつけた。宗佑がよろける間に、カバンを持ち、ドアに向かって走り、そのまま外に出た。危機一髪・・・。

破れた服を手で抑え、人ごみをかきわけながら足早に歩くルカ。通行人がルカのが破れているのを見て振り返る。

ルカはブティックを見つけると、中に入り、適当に服を選んで手に取った。

「試着室借りていいすか」
「ど・・・どうぞ」

店員にそう言うと、試着室の中に入っていく。カーテンを閉め、破れた服を脱ぎ、新しい服を着る。しかし、ボタンをとめる指が震えている。やがて手がとまり・・・。嗚咽するルカ。


シェアハウスのリビング

「よし」
「くっついた?」
「うん」

ミチル(長澤まさみ)とタケル(瑛太)。壊れた青のマグカップを直している。笑顔のミチル。すると玄関が閉まる音がした。

「ただいま」

笑顔でルカが帰ってきた。

「おかえり」

ルカの頬の切り傷を見て驚くミチル。ソファーから立ち上がって、

「どうしたの、その傷」
「あ・・・ちょっとバイクで転んじゃって。でも大したことないよ」

そう言うと、ルカはダイニングに向かう。タケルはその後ろ姿をいぶかしげに見ている。

「あー、喉渇いた」

ミチルが心配をして声をかける。

「でも消毒しようよ」
「あー、いいよ、いいよ」

タケルはルカの様子がおかしいことに気付く。


シェアハウスのリビング


ミチル、ルカ、タケル、エリ(水川あさみ)、オグリン(山崎樹範)が料理を囲んでいる。エリはタイの民族衣装を着ている。

(エリ)「サワディーカップ!いかがですか?手作りのトムヤムクンは!」
(ルカ)「おー!」
(タケル)「うん!?」
(エリ)「あの、こちら魚貝入りサラダになっておりまして、こちら、海老入り生春巻きになっておりますので。召し上がって」

何か自慢気に料理の説明をするエリ。

(ルカ)「すごいじゃん」
(オグリン)「全部ミチルちゃんの手作りでしょう」

舌打ちをしてオグリンを睨みつけるエリ。

「いただきまーす」

その視線に硬直して、食べ始めるオグリン。ミチルが笑う。

(タケル)「これいいよー、片手で食べられるし」
(ルカ)「よく考えたね、ミチル」
(ミチル)「うふふ」
(オグリン)「ミチルちゃん、今度は是非、コスプレもお願いします!」
(エリ)「バーカ!」

なぜかシーンとなるリビング。タケルが笑った。

(エリ)「バカだよね、ほんとね。気持ち悪いね」

ミチルが笑った。夕食で盛り上がる。

そのとき、玄関のチャイムが鳴った。一瞬にして凍りつくシェアハウス。

(オグリン)「誰が出る?」

タケルが黙って、立ち上がった。

(エリ)「あ、いいよ、タケルは」

エリが制止する。ルカは黙って、玄関に歩いていった。

「どなたですか?」
「滝川エリさんにお届け物です」

宅急便の配達だった。安堵するルカ。

「あ・・・私だ。サインだよね、サイン!」

その声はみんなにも聞こえ、エリが玄関に向かう。

「ごめんなさい、はい、すいません」

笑顔でサインするエリ。ルカもほっとした様子。

「私でしたー、ふふふ」

荷物を持って、笑いながらリビングに戻るエリ。

(オグリン)「なんだよー、もう」
(エリ)「すみませんでしたね」

エリとルカが席に戻った。

「オグリン」
「ああ」

タケルがオグリンにビールを注ぐ。するとミチルが・・・

「ごめんね」

静まり返るシェアハウス。

(ミチル)「私、やっぱりここを出る。どっかで一人で・・・」
(ルカ)「バカなこと言うなよ」
(ミチル)「でも・・・私さえ出て行けば、みんなこんなにビクビクしないで済むじゃない?」
(ルカ)「ミチルを一人にはできないよ」
(ミチル)「・・・」
(ルカ)「あいつはしつこいからね。どんなことしてでも、ミチルの居場所を突き止めるだろうし。そうなったときに、ミチルが一人だと危ない」

うつむくミチル。


長澤まさみ(藍田美知留)に衣装協力している”ロペピクニック”



スタジオ


タケルが事務所の社長と会っている。タケルの右手のギプスが痛々しい。その後ろにはミチルが立っている。

「お願いします。やらせてもらえませんか?俺、頑張りますから!」
「いやー、頑張るったって、その手じゃどうにもなんないでしょ。いや、ごめんね。もう代わりも決めちゃったから」

手を振って去っていく社長。タケルのメイクアップアーティストとしての映画デビューは砕け散った・・・。呆然とするタケル。

「ごめんなさい。私の・・・」
「ミチルちゃんのせいじゃないよ。負けちゃだめなんだよ。こんなことで」

毅然とするタケル。ミチルに振り向いて・・・

「ミチルちゃんは、何があっても、諦めて戻ったりしちゃだめだよ。それは、ルカを裏切ることになる。ルカは命がけで、ミチルちゃんを守ろうとしてるんだから」

ミチルを諭すタケル。


公園


子供・直也(澁谷武尊)が砂場で遊んでいる。宗佑が遠くから歩いてくる。

「見て見て!」
「うわー、すっごーい」

母親が直也に声をかける。すると宗佑に気付く。宗佑は会釈をする。

「お兄ちゃん!」

直也は宗佑に気がつくと、駆け寄ってきた。

「一緒に遊ぼうよ」
「お母さんが帰ってきたんだから、もう寂しくないよね」
「でも、お兄ちゃんとも遊びたいよ」

宗佑は笑いながら、しゃがむ。

「お兄ちゃんは、これから頑張って、大切な人を取り戻すんだ」
「ふーん?」
「だから、君は、お母さんを大切にして、仲良くしなきゃだめだよ」
「うん。わかった」
「ほら」

駆け足で母親のところに戻る直也。それを見て、宗佑も安心した様子だ。直也が母親のところに戻ったのを見届けると、歩き出した・・・。


主題歌「Prisoner of Love」♪

(つづく)

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」より


「ラスト・フレンズ」の衣装協力をしている”CLEAR IMPRESSION”
セカンド


テーマ:ラスト・フレンズ (長澤まさみ、上野樹里、瑛太出演) - ジャンル:テレビ・ラジオ

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」 第9話セリフ(5)
瑛太(水島タケル)のバーで使用されている照明



セリフ・ストーリーを完全に再現します!

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」

第9話「君の命」

【5】


タケル(瑛太)のバー

「長い時間ごめんね。ごちそうさま」
「ありがとうございます」
「ごちそうさま」
「おやすみなさい」

最後の客が帰って、看板の照明を消すタケル。ため息。

「よし」

明け方、タケルが自転車でバーからシェアハウスに向かう。地下道のようなところで自転車を止め、手で自転車を持って階段をのぼる。するといきなり、何かで顔面を殴られる。その反動で後ろにふっ飛び、階段を転げ落ちる。下まで落ちて、ガードレールに頭を打ってしまう。

「ああ・・・」

苦悶の表情で後頭部を手で抑えるタケル。悶絶するタケル。ふと、階段の上を見ると人影が・・・。

宗佑だ!

驚くタケル。頭を手で抑えたまま、動くことができない。宗佑(錦戸亮)がゆっくりと松葉杖をつきながら階段をおりてきた。逃げようとするが、動けない。タケルの目の前に宗佑が立った。タケルを見下ろす宗佑。見上げるタケル。タケルは額から出血している。

隙をついて逃げようとするが、松葉杖で行く手を阻まれてしまう。

「ミチルに手を出すな。わかったな」

宗佑は松葉杖で、思いっきりタケルを殴りつけた。倒れこむタケル。さらに容赦なく、2発、3発・・・。地下道にタケルのうめき声と、打ちつける音がこだましている。宗佑は、右足を思いっきり振り上げ、タケルの右手を踏みつけた。絶叫するタケル。宗佑はなおも足で右手を踏みつける。その足は外そうと必死のタケル・・・。そして絶叫・・・。


シャアハウス


ミチル(長澤まさみ)が目を覚ました。玄関のチャイムがなった。ミチルはベッドから立ち上がり、窓のカーテンを開け、シェアハウスのガレージを見る。しかし誰もいない。嫌な予感がするのか、不安げな表情。玄関に向かい、ドアの鍵を開ける。ドアを開け、外を見ると、ミチルの表情が一変する。タケルが、音を立ててバタンと倒れた。

「タケル君!」

顔面は血だらけ。服も血に染まっている。意識を失ってしまったようだ・・・。

「タケル君!タケル君!」


モトクロス場の女子更衣室。ルカの携帯が鳴った。


「もしもし」

電話を取るルカ(上野樹里)。表情が一瞬にして曇る。


走ってシェアハウスに向かうルカ。踏み切りで電車が通過して、足止めをくらう。焦る。


この場面で上野樹里(岸本瑠可)が着用していたTシャツ!!



シェアハウスのタケルの部屋には、ミチル、オグリン(山崎樹範)、エリ(水川あさみ)の姿が。ベッドには、包帯だらけのタケルが、放心状態で横になっている。タケルに近づくルカ。タケルの姿を見て、心配そうな表情。

「タケル・・・」
「・・・おかえり・・・」

気丈にも笑顔でそう言うタケル。ルカがタケルの左手を握り締める。ミチルが顔を手で覆う。オグリン、エリも深刻な表情で二人を見ている。

「私のせいなの・・・」

ミチルはそう言うと、部屋から走って出て行った。


ミチルが自室のベットに座って呆然としている。誰かがノックをする。

「はい」

ルカが入ってきた。

「ルカ・・・」
「ミチルのせいじゃないよ。悪いのはあいつで、あんたじゃない」
「でも、タケル君のことは、私のせいなの。私が宗佑に言ったから・・・好きな人ができたって・・・。そう言わなきゃ、宗佑が諦めてくれない・・・そう思ったから・・・言ったの・・・。でも、嘘じゃない・・・」
「タケルが好きなの?」

首を振るミチル。

「自分でもよくわからないの。タケル君は、ルカのことが好きだし、ルカはタケル君のこと・・・」

ルカはミチルの隣に座り、優しく肩に手をかける。

「タケルと私は、友達だよ。ミチルが思ってるのとは違うんだ」

そう言いながら、優しく肩をなでるルカ。


リビングに、ルカ、エリ、オグリン。


(エリ)「私、油断してた。多分、もう、何も起きないんじゃないかって、思ってたんだよね」
(オグリン)「なんで、タケル君が襲われたのか、だよ。まるで、思い出したみたいに。これから先、俺ら、一人一人、ずっと、びくびくして暮らしていかなきゃいけないってことなのかな」
(ルカ)「オグリン。その言い方、まるで、ミチルに出て行ってもらえって言ってるように聞こえる」
(オグリン)「そんなこと言ってないよ!」
(ルカ)「でも、その方が楽だし、安全だって思ってるだろ?」
(オグリン)「・・・」
(ルカ)「心配なら、家に帰ってなよ。私はアパート引き払って、ここに戻ってくる。この家で、ミチルを守るから」

覚悟を決め、毅然と言うルカ。その表情に迷いはない。エリは深刻そうにうつむいている。オグリンは泣き出しそうな顔。


朝。ミチルがキッチンでおかゆを作っている。タケルの青いマグカップにおかゆを入れ、リビングにいるタケルのもとへ。

「はい。どうぞ」
「ありがとう」

タケルの右手にはギプスが。スプーンで食べようとするが、なかなかうまく口に持っていくことができない。

「タケル君、大丈夫?」
「うん・・・。休んでれば、直るよ」
「でも・・・」


病院で医師の診察を受けるタケル。右手のレントゲン写真が2枚。タケルの右手は一体・・・?
病院の控え室で、待っているミチル。タケルのことが心配で、落ち着かない。居ても立ってもいられない様子。


その頃、シェアハウスにルカが戻ってきた。玄関から中へ入る。誰もいない。キッチンのテーブルには置手紙が・・・。

『検査の結果を聞きに
タケル君と病院へ行ってきます。
美知留』

それを読むルカ。と、そのとき電話がなった。電話に近づくルカ。電話機の表示を見る。電話の主は・・・。電話を取る。

「もしもし」


上野樹里(岸本瑠可)着用のチェックシャツは"FULLCOUNT"!!
アースマーケット



宗佑のマンション


チャイムが鳴る。インターフォンに、ルカの姿が映っている!ルカは宗佑のマンションを訪れた。玄関のドアが開き、宗佑が出てきた。

「どうぞ」

ルカが部屋に入っていく。宗佑はドアを閉め、カギを閉めた・・・。中に入ると、宗佑は、キッチンでお湯を沸かす。

「すごい活躍だね」

雑誌にルカの特集記事が。

『モトクロスの超新星
性別を超えた果敢な挑戦
限界の走りを見せた好レース』

という見出しで、大きくルカの写真が踊っている。それをルカの目の前でゴミ箱に捨てる宗佑。

「君の家族に、手紙を書くことにした。君の通っている精神科のことも、何もかも。分かりやすく説明する。解説本も添えてね」

うつむくルカ。

「お父さんやお母さんも、今度はきっと、君のことを理解するだろうね。もしも、そうされたくないんだったら・・・」
「勝手にしなよ。私はもう、何も怖くない」
「ミチルは?あの男と一緒か?」
「だとしたら何?ミチルはもう、あんたの彼女でも、何でもないんだよ」
「君が全部仕組んだんだろ?」
「違うよ。ミチルは変わったんだよ。自分の足で立って、自分の力で生きていこうとしている。いまミチルは、ちゃんとした男を、あんたの何倍も優しくて、心が広くて、本当に人を愛せる男を、好きになりかけてる」

うつむく宗佑。

「ミチルはこれから、いくらだって幸せになれる。その邪魔を、あんたにだけは絶対させない。」
「何でそんなことが言えるんだ?」
「ミチルを本当に愛してるのは私だから」
「・・・」
「あんたの愛なんか・・・本当の愛だと思えない」

宗佑はうつむくと、突然立ち上がり、ルカに襲い掛かる。ルカは宗佑を倒し、上から踏みつける。宗佑はその足を掴んで、ルカを倒す。倒れたルカの顔面を殴り、馬乗りになって首をしめる。宗佑を足で蹴り上げ、宗佑が後ろに倒れる。

そのとき、ミチルが愛用していたオレンジ色のスタンドライトが割れ、ガラスの破片が床に飛び散る。ルカはその勢いで、カバンで宗佑に殴りかかるが、腕を掴まれ、ベットに投げ飛ばされてしまう。立ち上がったルカの胸ぐらを掴み、床に叩きつける。倒れた場所にはガラスの破片が・・・。ルカに馬乗りになった宗佑は、ルカの顔をガラスの破片に近づける。絶対絶命・・・。が、何とかかわす。

宗佑は、ルカに馬乗りになって、腹を思いっきり殴る。衝撃で一瞬意識が遠のく。すると、宗佑は、ルカの上着を破った。黒いアンダーウエアが剥き出しになる。ルカは力尽きた・・・。


シェアハウス


ダイニングでタケルが、ルカの青いマグカップを手に取る。しかし、カップの”とって”が取れて、カップが床に落ちてしまう。驚くタケルとミチル。取れてしまった”とって”を見つめ、不安そうなタケル。ミチルも嫌な予感を感じているのか、心配そうだ。床には、ルカのマグカップが転がっている・・・。



宗佑の部屋にある、長澤まさみ(藍田美知留)が購入したスタンドライト




テーマ:ラスト・フレンズ (長澤まさみ、上野樹里、瑛太出演) - ジャンル:テレビ・ラジオ

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」 第9話セリフ(4)
「ラスト・フレンズ」第9話に衣装協力している”ジェットレーベル”販売店
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フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」 第9話セリフ(4)

セリフ・ストーリーを完全に再現します!

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」

第9話「君の命」

【4】


井の頭公園


夜の公園をミチル(長澤まさみ)とタケル(瑛太)が歩いている。

「ルカが言ってたの、ホントだね」
「何?」
「タケルは、人を幸せにできる男だって」
「ははは」
「あはは」
「私、もっと早くタケル君と出会ってればよかった。宗佑に、会うより前に。それで、もっと、もっと好きになっとくんだった。あはは。ふふふ」
「・・・俺なんてダメだよ」
「どうして?全然ダメじゃないよ」
「欠陥人間なんだ」
「欠陥?」
「実は、心臓が人より小さくて、ネズミくらい・・・これくらいしか・・・」

右手の親指と人差し指で、小さな輪をつくるタケル。表情は真剣。ミチルがびっくりする。

「あ・・・冗談だよ。ははは。半分本当だけどね」
「あ、なんだ。もうびっくりした」
「あはは」
「あ、雨だ」

突然、雨が降ってきた。

「傘」
「え?持ってるの?」
「そう。今日、天気予報で雨降るって言ってて」

そう言いながら、カバンから折りたたみの傘を取り出す。

「あ、さすがタケル君」
「はは・・・いやいや」
「あはは」

傘を広げて、ミチルに傘を差す。

「はい」
「ありがとう」

再び二人は歩き出した。そのとき、タケルの腕がミチルの腕に一瞬触れた。タケルのことを意識しているのか、緊張して、落ち着かない様子のミチル。立ち止まる。

「ミチルちゃん?」
「あ、私、ちょっと・・・タケル君、先帰ってて」
「もうすぐ家だよ」
「うん。あ、あの、私、ちょっと買いたいものあるから。じゃあね」
「え?」

そう言うと、ミチルは傘から出て、雨の中を走っていった。


「ラスト・フレンズ」に衣装協力している”haco.”



吉祥寺ロフト


ミチルが雑貨のコーナーで買い物をしている。松葉杖をついた男が近づいてきた・・・。

「ミチル」

その声に凍りつくミチル。振り返ると・・・宗佑(錦戸亮)だ!

「久しぶり」

宗佑は満面の笑み。ニコニコしている。ミチルは完全に固まっている。

「いつウチに帰ってくるの?」
「ウチって?」

何事もなかったかのように話かけてくる宗佑。びっくりするミチル。

「こんな具合だから、部屋の掃除とか、料理とか、ミチルが手伝ってくれると、助かる。もちろん、僕も、できることは自分でするけど」
「宗佑。・・・私は、宗佑と別れたんだよ」

ミチルの言葉に固まる宗佑。ショックを受けている。

「手紙読んでくれた?」
「・・・」
「読んでくれてないんだね。なんで来てくれないんだろうと思ってたけど。だったらしょうがない・・・」

ミチルは手にしていた商品を売り場に置くと、走って逃げた。

「ミチル!」

追いかける宗佑。ミチルが足を止めた。

「一緒に帰ろう。ミチル」

そう言って、ミチルの腕を掴む宗佑。

「宗佑。許して。私をもう自由にして・・・。私・・・好きな人ができたから・・・」
「・・・」

力なく、ミチルの腕を離すを宗佑。

「・・・嘘だろ?信じないよ」
「・・・ホント」
「・・・」
「ホントなの・・・」

頭が真っ白になる宗佑。ミチルが走って去っていく。宗佑はショックで呆然と立っている。

ロフトから走って出てきたミチルは、豪雨の中を必死で走っている。傘を差したタケルが、ミチルを見つける。

「ミチルちゃん!」
「ああ、タケル君!」

タケルの傘の中に入るミチル。

「どうしたの?」
「うん。探してたものなかったから、タケル君に追いつこうと思って」
「ああ、びしょ濡れだね。早く家帰ろう」
「うん」
「うわー、(雨が)すごいね」
「すごいね」

宗佑はその場で呆然と立っている。


この場面で瑛太(水島タケル)使用しているバッグ




スタジオ


タケルが手を洗っている。スタッフ達が会話をしている。

「あしたはこれでお願いします」
「はい」
「おつかれさまでした」

女性がタケルに声をかける。

「おつかれさまでした」
「おつかれさま」

そう言うと、社長(?)らしき人がタケルに近づいてきた。

「あ、お疲れさまです」
「水島君」
「はい」
「来週から二ヶ月、仕事いれたから」
「は?」
「この前CM撮った監督さん、こんど映画撮るんだってさ。でね、君のメイク気に入ったから、お願いできますか?って。いいよね?」
「は・・・はい!」
「よろしく」
「はい・・・」

感激し、満面の笑顔のタケル。ついにメークアップアーティストとして映画デビューが決まった。


モトクロス場


ルカ(上野樹里)がバイクの点検をしている。そこに携帯がなった。

「もしもし」
「俺さ、映画の仕事決まりそうなんだ」
「そっか。よかったじゃん」
「ルカの活躍に負けないように、俺も、頑張るよ」

笑顔のタケルとルカ。


シェアハウス


ダイニングに、タケル、エリ(水川あさみ)、ミチル、オグリン(山崎樹範)。タケルがマグカップにコーヒーを注いでいる。

(エリ)「えー。でもバーテンはやめないでほしいなー、個人的に」
(タケル)「まだバイトはやめられないよ」
(エリ)「うん」
(タケル)「次があっても、その次はないかもしれないし。はい」
(ミチル)「ああ」

ミチルにコーヒーを渡す。

(タケル)「今夜もいまから遅番」
(オグリン)「前途洋々だなー。タケル君は映画。ルカちゃんは全日本選手権かー」

ミチルはボーっとしている。

(タケル)「ミチルちゃんにもアシスタントやってもらおうと思ってるんだ」
(ミチル)「あ・・・私も足引っ張らないように頑張るね」
(エリ)「あ、じゃあ、お祝いする?」

冷蔵庫からシャンパンを取り出すエリ。

(オグリン)「えー、またー?」
(エリ)「なーにが、『また』ですかー!」

そう言いながら、シャンパンの瓶を激しく振るエリ。

(タケル)「ああ!」
(オグリン)「やめろって、ほら、振ったら・・・あーあーあー・・・」


(つづく)

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」より

「ラスト・フレンズ」第9話に衣装協力している”NAPAPIJRI”
スポーツ&リゾート フリード


SKI BUM dos ・スキーバムドス・




テーマ:ラスト・フレンズ (長澤まさみ、上野樹里、瑛太出演) - ジャンル:テレビ・ラジオ

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」 第9話セリフ(3)
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フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」 第9話セリフ(3)

セリフ・ストーリーを完全に再現します!

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」

第9話「君の命」

【3】

ミチルの実家のアパート。母(倍賞美津子)、タケル(瑛太)、ミチル(長澤まさみ)がテーブルに座っている。母は書類を手に持ち、タケルの説明を聞いている。

「そういう感じで、男女5人で部屋を分け合って暮らしてるんです。家賃も五等分して」
「男も女もごっちゃなんですか?」
「あ・・・そうですけど・・・でも、それぞれ個室なので、心配なさらないでください」

母は立ち上がると、

「ちょっと」
「え?」

ミチルを呼んで、ふすまを閉め、奥へと入っていった。

「あの人、何?あのなりは堅気のなりじゃないね。夜の仕事でしょ?」
「違うよ、タケル君は・・・」
「あんたに貢がせてんじゃないの?」
「そんなんじゃないよ!」
「前付き合ってた及川(宗佑)さんは、服装だってなんだって、キチンとしてたじゃないの。仕事だって役所勤めで堅いしさ。どうしてそういう人と長続きしないかねー」

ふすまの向こうのタケル。二人の会話は全部まる聞こえだ・・・。

「・・・お母さん、いつ宗佑に会ったの?」
「お母さんは心配なんだよー。私もさ、男には苦労する口だからね、あういう顔のキレイすぎる男っていうのはさー」
「あの、すみません」

ノックをしてふすまを開け、タケルが入ってきた。タバコの火をつけ、タケルを無視する母。タケルは正座をする。

「一つ、お願いがあるんですけど」
「何?」
「その、及川さんっていう人が訪ねてきても、部屋に上げたり、ミチルさんのことを教えないでほしいんです」
「ほほっ、そんなのこっちの勝手でしょ?それにさ、あの人には私だって、多少、恩義があるし」

ミチルが驚く。

「恩義って何?」
「・・・」
「まさか、お金借りたの?」
「ちょっと困ったときに、ちょちょいってね!」

タケルが毅然とした口調で母をたしなめる。

「そういうことも、もうやめてもらえますか?」
「はあ!?」
「彼は、ミチルさんを家で虐待してたんです」

タケルの言葉に驚き、ミチルを見つめる母。

「気に入らないことがあると殴ったり、蹴ったり・・・」
「・・・そういうことは、男だったら・・・誰だってやるんじゃないですか、多少・・・」
「誰でもじゃありません!そんな風に何気なく、許されていいことじゃありません!」
「・・・」
「母親として、そういうことからミチルさんを守ってあげてほしいんです!」

タケルの真剣な態度に母の態度が変わる。

「お願いします」

そう言って、タケルは深々と頭を下げた。


「ラスト・フレンズ」に衣装協力している”LITIRA”



病院


『207
及川宗佑殿
担当医 Dr. 三上』

と示されている病室のドアを開ける笑顔のエリ(水川あさみ)。しかし、宗佑はいない。病室も片付けられている。驚くエリ。

「203の佐藤さんなんですけど」
「はい」
「やっぱり・・・」

看護師達が話しをしている。看護師に話しかけるエリ。

「あのー」
「はい」
「こちらに入院してた及川宗佑さんって退院したんですか?」
「この間の・・・」

前回、エリが見舞いに来た時のことを覚えていた看護師。

「あ、どうも」
「どうも」
「実は及川さん、急にいなくなってしまって。まだ退院できる状態じゃなかったのに・・・」
「そうですか・・・」


病院内をうつむいて歩くエリ。手には果物の入った袋を持っている。

「ごめん」
「大丈夫だから」
「ごめん。本当にごめんね」

眼帯をしている女性。謝る男性。先輩美容師の令奈(西原亜希)だ。令奈もDV被害者だったのか・・・?その会話を聞いて、顔をしかめるエリ。


滝川エリ(水川あさみ)使用のバック” FRUTTI DI BOSCO”取扱店
フルッティ ディ ボスコ



ミチルの実家


タケルが母(倍賞美津子)に酒を注いでいる。

「へえー、最近そういうのはやってるんだ。男と女が一緒に住んで入り混じっちゃってさ、生活するっていうの?」
「そうみたいなんですよね」

ちゃぶ台に座り、タケルと母が談笑している。タケルに対する誤解が解け、楽しそうに酒を飲んでいる。

「はあー。あ!私の頃もあったわね。なんて言ったからしら・・・フラワーチルドレン!ね?そんな感じよ。ふーん、歴史は繰り返されるってけど、本当だね。」
「あ、あはは。あの頃、流行ってたものって今振り返ってみてもいいですもん。デザインも服装もそうだし、音楽!」
「ローリングストーンズ、ボブ・デュラン!」
「ああ!」
「私の好きなのね、ミック!」
「ああ!僕、ジョンが好きです。ジョン・レノン。大好きです」

タケルと母が、楽しそうに話をしているのをじっと見つめるミチル。

「あら!真面目なんだ!なーんだ、真面目なんじゃないのよ!こんな頭しちゃってさー!」

そう言うと、母は、ふざけて、タケルの頭をかきむしる。

「あっ、痛い。あはは」
「あ、ちょうだい、ちょうだい」

ミチルに酒を持ってくるように言う母。ミチルは笑顔。

(つづく)

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」より


長澤まさみ(藍田美知留)の衣装協力をしている”ディグレイス”取扱店


テーマ:ラスト・フレンズ (長澤まさみ、上野樹里、瑛太出演) - ジャンル:テレビ・ラジオ





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