フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」 第6話(2)ストーリーシナリオ
セリフ・ストーリーを完全に再現します!
フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」
第6話「命がけの逃避行」
【2】
近くに宗佑(錦戸亮)が歩いているのに気付いて、ミチル(長澤まさみ)の手を引いて必死で走るタケル(瑛太)。止まっているタクシーに乗り込む。
「ミチルちゃん」
タケルがミチルをタクシーに乗せる。タケルも慌ててタクシーに乗り込む。宗佑が迫ってくる。
「早く、早く!早く出てください!」
タクシーの運転手に叫ぶタケル。
「は、はい」
びっくりする運転手。そこに宗佑がやってきた。
「ミチル!」
タクシーの窓をたたきながら叫ぶ宗佑。
「早く!早く出してください!」 「ミチル!」
タクシーの窓を叩きながら叫ぶ宗佑。怯えるミチル。
「ミチル!」
タクシーが走り始めるが、なおも窓を叩き続ける。
「ミチル!」
宗佑は走ってタクシーを追いかけるが、タクシーが遠ざかると諦めた。タクシー内で、恐怖で呼吸が乱れるミチル。
タケルのバー
「今日は休みだから、今夜はここに泊まって。毛布もあるし、一晩くらいだったら何とかなると思う」 「ありがとう」
タケルは、自分が勤めているバーにミチルを連れてきた。コップに水をいれるタケル。
「すぐにシェアハウスに戻るのは、あぶないからね」
そう言って、水の入ったコップをミチルの前に置く。
「大丈夫。ちゃんとミチルちゃんを守る方法はあるはずだから。明日、病院に行こう。医者に診断書をもらって、虐待を受けたってことが証明できれば、彼を遠ざける立派な理由になるから」 「タケル君」 「ん?」 「このこと、まだルカには言わないで。心配させたくないの」 「分かった」
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ルカがカウンセラーと話をしている。
「ご家族にも話をされたことはありませんか?」 「父は、私が普通に女として結婚して、幸せになるのを望んでるんです。それは言われなくても分かります。本当のこと言ったら、傷つくと思う。絶対に・・・」 「でも、その分、あなたの中に、苦しみが溜まっていきますよね。誰か一人でも、打ち明けられる人がいれば。ご家族でなくても、友人でもいいんです。本当のあなたのことを知っても、驚かず、受け止めてくれる人がいたら、話してみるのもいいかもしれませんね」
シェアハウスのリビング
タケルが一人、書類に目を通している。そこに電話がかかってくる。
「はい、もしもーし」
電話に出るタケル。応答がない。
「もしもーし」
相手は何も言わない。
「どなたですか?」
電話の主は、女性だ。小さな子供が近づいてきて、
「ママー」
と言う。それを聞いたタケルの表情は一変する。
「姉さん・・・」
白幡優子(伊藤裕子)だ。受話器を持ったまま、何も発せず、黙っている。 タケルは電話を切った。激しく動揺している。と、ちょうど、そこにルカが帰ってきた。
「あ、おかえり」 「ただいま」 「コーヒー入れようか?」 「うん」
足早にキッチンへ向かうタケル。何かを言いたげに、タケルに声をかける。
「タケル」 「ん?」 「やっぱいいや、ごめん」
ルカはそう言って、自分の部屋に行ってしまう。タケルはまだ電話のことで動揺している。
タケルのバー
ミチルがソファで寝ている。左目の眼帯が痛々しい。
病院
ミチルが医師の診断を受けている。タケルが付き添っている。ペンライトでミチルの左目を診断する医師。
シェアハウス
タケルが自転車に乗って帰ってきた。自転車を駐車場に置いた。そのとき、タケルの背後に誰かが・・・。宗佑だ。宗佑がシェアハウスにやってきた。対峙するタケルと宗佑。
「ミチル、どこですか?」 「ここにはいませんよ」
「どこにミチルを隠した」
そう言いながらタケルに近づく宗佑。タケルも宗佑に歩み寄る。一触即発の雰囲気。
「あなたは彼女に暴力をふるった。彼女の行動を監視して、家に縛り付けた。それはすべて、法律に違反する行為です。もしこれ以上あなたが、彼女に近づいて、何か強要したら、警察呼びますよ。あなたの勤め先にも訴えて出ます。
睨みあう二人。
「彼女は絶対に渡しません。帰ってください」
諦めてシェアハウスを去る宗佑。怒りに満ちた表情で・・・。
タケルのバー
左目の眼帯を取るミチル。鏡で目を見てみる。タケルはその様子をカウンターの向こうから見ている。
「タケル君」 「ん?」 「私も手伝うよ」 「大分元気になったね。アザも目立たなくなったし」 「そう?」 「うん」 「シェアハウスに戻ろうか」 「え?」 「みんなもきっと喜ぶよ」
びっくりした表情のミチル。
シェアハウスのリビング
ルカ、エリ、小倉(山崎樹範)がそれぞれくつろいでいる。
「ただいまー」
タケルが帰ってきた。
(ルカ)「おかえり」 (エリ)「あー、タケルおかえり」 (小倉)「おー」
それぞれの何かに夢中の三人。
「あのさ、みんな、こっち見てほしいんだけど」
タケルの方を向く3人。
「帰ってきたの、俺一人じゃないんだよね」
扉に隠れているミチルに声をかける。
「ミチルちゃん」
ミチルがリビングに入ってきた。当惑するルカ。ミチルから目をそむける。
(エリ)「ミチルちゃん!」 (小倉)「帰ってきたの?」
ルカだけは、けげんそうな表情。
「ミチルちゃんの美容室に住所聞いて、行ってみたんだ。そしたら、四六時中、行動見張られて、家から出してもらえなくて、ひどいことなってた・・・。もう、見てらんなくてさ、ちょっと強引だったけど、連れ出してきた」
そう言うタケルを悲痛な表情で見つめるルカ。エリは立ち上がって、
(エリ)「ぜんぜん強引じゃないよ。当然だよ。よくやった、タケル」 (小倉)「あーうん、でも、ここもあぶないかも。ほら、彼、ここの場所知ってるし。この前みたく、ミチルちゃん連れ戻しにくるかも」 (タケル)「そんときはみんなで、ミチルちゃん守ればいいよ」 (エリ)「そうだね。ミチルちゃん一人じゃ、心細いもん。ヤツが来たらさ、私らでさ、ほら、撃退しちゃえばいいんだよ」
ルカは下を向いている。
(小倉)「そうだよな。なんとかなるな!うんうん」
ルカはうつむいている。それを見たミチルは、
「ルカ」
ルカに声をかけるが、それでもルカはうつむいたまま。
「ルカ、いいよな?」
タケルがルカに声をかける。
「うん。まあ、いいけど」
そっけなく答えるルカ。
「ありがとう。みなさん、また、お世話になります」
ミチルは、そう言って深々と頭を下げる。
(エリ)「もう!そんな、しおらしいこと言っちゃって!えへへ」 (小倉)「そうだよ!あ、せっかくだからさ、再会を祝して、ワイン開けようよ」 (エリ)「おお!いいね!このあいだ、ほら、デパ地下で買ったやつ、開けよう開けよう開けよう」 (タケル)「ああ、そうだね」
ルカは下を向いている。なんとなくぎこちないシェアハウス。
(タケル)「飲もうか!あ、ミチルちゃん、座って」
ミチルはルカの隣に座る。
「私、先、寝るわ」
そう言うと、ルカは席を立ち、部屋へと向かう。驚くタケルとミチル。
「え?」
ルカの言葉に驚いたエリと小倉がキッチンから出てくる。
「明日早いんだ。お先に」
そう言うと、さっさと自分の部屋に行き、ドアを閉めてしまう。タケルもミチルも唖然としている。部屋の中に入ったルカは、深いため息をついた。
(つづく)
フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」より
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テーマ:ラスト・フレンズ (長澤まさみ、上野樹里、瑛太出演) - ジャンル:テレビ・ラジオ
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