OKAERIマグカップ・ミニ

フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」 最終話セリフ(4)
セリフ・ストーリーを完全に再現します!
フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」
最終話「未来へ」
【4】
朝
テントの中で、寄り添って眠るルカとタケル。ルカが目を覚ました。起き上がり、座って、タケルの寝顔を見つめ、笑みを浮かべる。するとタケルも目を覚ました。
「あ・・・おはよう」 「おはよう」
テントを出るルカ、タケル。
「よいしょ」
海に向かって伸びをする二人。
ミチル探しを再開するルカとタケル。雑貨屋で写真を見せて、ミチルの行方を探す。
「この子、見かけませんでしたか?」 「うん?この子ねー・・・。あ、確か、文治旅館で働いていたんじゃないかな」
驚いて、顔を見合わせる二人。ついにミチルの居場所が見つかった。
「タケル、急ごう」 「うん」
そう言って、足早にバイクに乗り込む二人。早くミチルに会いたい気持ちが募る。バイクで銚子の街を疾走するバイク。スピードも上がる。
バイクが左カーブにさしかかった。すると、正面に大型のトラックが!カーブを曲がりきれず、トラックの真正面からぶつかりそうになる・・・。
文治旅館の厨房
そのとき、ミチルは厨房で皿洗いをしていた。皿の一つを床に落としてしまった。
「あ・・・すみません」 「大丈夫?」 「はい」
皿は粉々になった。お腹をおさえながらしゃがんで、欠片を拾う。
バイクが横転している。車輪は空回りして、バイクからは煙が。トラックの運転手が中から出てきた。
「大丈夫か!?」 「い・・・痛・・・。あ・・・」
タケルが起き上がる。そして、慌ててルカを振り返る。道路に倒れているルカ。ピクリともしない。額から血が流れている。
「ルカ!」
動揺して、ルカに駆け寄るタケル。
「ルカ?大丈夫か?」
ルカの体を揺するが、意識はない。
「ルカ!救急車お願いします!救急車!」
トラックの運転手に叫ぶタケル。
「ルカ!」
ブルー:岸本瑠可(上野樹里)

銚子市立総合病院
ルカは救急車で病院に運ばれた。待合室で座っているタケル。心配で、うつむいている。するとドアが開く音が。何事もなかったようにルカが部屋から出てきた。タケルと目が合う。
「大丈夫?」 「うん。たぶん、すり傷」 「ああ・・・」 「心配しすぎだよ」 「いや、だって・・・」 「ね、行こう、行こう」
タケルの腕をつかんで、歩き出すルカ。
「ホント、大丈夫なの?」 「うん」 「足は何て言われた?」 「足、ぜんぜん平気って言われた」 「ぜんぜん平気なの・・・?」
あっけらかんと答えるルカの様子に不思議そうなタケル・・・。足早に歩いてく二人。その後ろには、ミチルの姿が!
病院の駐車場で、バイクに乗り込み、出発しようとしているタケルとルカ。バイクのエンジンがかからない。
「あれ!?」 「なんだろう。さっきの転倒で、どっか故障したのかな?」
タケルはバイクから降り、ルカがバイクの点検を始める。タケルがその様子を見ている。そのとき、ミチルが病院からゆっくり歩いて出てきた。ミチルは二人に気付いていない。ゆっくりと送迎バスに向かう。タケルは、バイクの上にヘルメットを置いて、ふと顔を上げる。すると・・・。
「ミチルちゃん!?」 「え!?」
驚くルカ。立ち上がり、タケルの視線の方向を見る。そこには、ミチルの姿があった。
「ミチル!」
ミチルに声をかけるルカ。その声に、驚くミチル。前を向いたまま固まっている。そして、ルカの方を見た。ルカとタケルを見て驚く。タケルとルカは、ミチルのお腹を見て驚いている様子。
ピンク:藍田美知留(長澤まさみ)

旅館の寮
ミチルが茶碗にお茶をそそいでいる。その中の一つは、赤いマグカップだ。お盆を持つと、タケルが、
「大丈夫?」 「うん」
しずしずと、タケルとルカが座っているテーブルにお茶を運んだ。
「よいしょ」 「ありがとう」 「ありがとう」
「旅館の厨房で、お客さんにご飯を出す手伝いをしてるの。そこの仲居さんのシズエさんっていう人がお母さんの古くからの知り合いで、すごく良くしてくれて」 「そう」 「子供ができてからも、ずっと働いて構わないって言われてるの。そんなこと・・・なかなか言ってもらえないよね。私、ここで少し、頑張ってみようかと思って」
ルカは視線を落として・・・そしてミチルの目を見て、
「ミチル。東京帰ろう」
驚くミチル。
「帰って、また一緒に暮らそう」 「・・・。帰れないよ。だって、この子は宗佑の子なんだよ。宗佑は私を思って、私のせいで死んだんだよ。幸せになんかなれないじゃない・・・」
無言のタケルとルカ。
「ルカやタケル君のトコに帰って、なぐさめてもらうのは違うと思った。だけど、独りぼっちで、すごくさみしくて・・・。そのとき、お腹に赤ちゃんがいるって判ったの」
神妙な面持ちのタケルとルカ。ミチルはお腹に両手を当てながら・・・
「ああ、もう独りじゃないんだって思ったら、涙が出るほど嬉しかった。宗佑に許された気がした。これから先も、生きてていいんだって」
ルカが、ミチルの片手をお腹から離して、握りしめる。
「そうだよ。これからの人生は、誰のものでもない。全部、ミチルのもんだよ」
目を丸くしてルカを見つめるミチル。
「私は、あんたの彼が、あんたにしたことを・・・許せない。死に方も含めて、卑怯だと思う」
ルカの言葉に、険しい表情で、目線を落とすタケル。うつむくミチル。
「でも、お腹の赤ちゃんは、ミチルの赤ちゃんだよ。誰とどうやって生きていこうとミチルの自由だよ」
ミチルはルカに視線を合わす。ミチルの目がしっかり見ながら、真剣に話を続けるルカ。
「でも私は、ミチルと生きていきたい。お腹の赤ちゃんのパパになれなくても、頼れる先輩として、側にいてあげたい」
言葉を失うミチル。するとタケルが、
「俺も一緒に育てるよ」 「タケル・・・」 「一人よりも二人。二人よりも三人の方がいいでしょ?」 「赤ちゃんも入れたら四人だね」
笑顔のルカとタケル。ミチルの目から涙が溢れ出る。
「・・・ありがとう・・・」
感激し、すすり泣くミチル。が、突然、ミチルの顔が歪む。驚くタケル。
「どうしたの?」 「あ・・・変なんだ・・・あ・・・うっ!」
お腹を抑えながらうずくまる。
「ミチル!」 「ミチルちゃん!」
ルカがミチルの体を支える。
「タクシー捕まえてくる!」
タケルは血相を変えて、部屋から出て行った。
「う・・・」 「ミチル」
背中をさするルカ。
銚子の街を、3人を乗せたタクシーが走っている。
「うっ!」 「ミチル!しっかり!」 「頑張って!」
タクシーの中で苦しむミチル。ルカとタケルが必死で励ます。タケルがタクシーの運転手に叫ぶ。
「運転手さん!急いでください!」 「はい」
「あともう少しだから」 「がんばって!」
ミチルはお腹を手で抑え、悶絶している。励ます二人。
パープル:水島タケル(瑛太)

病院
病院に到着し、ストレッチャーでミチルが運ばれている。
「うー!」
苦しむミチル。ルカとタケルはストレッチャーを押すのを手伝いながら必死で励ます。ルカはミチルの手をしっかり握っている。
「ミチルちゃん!」 「ミチル、しっかり!」 「ミチルちゃん!」
すると医師がやってきた。
「早期剥離の可能性があります。このまま分娩室に入ります」 「はい」
と看護師。
「あ!二人はこちらでお待ちください」
看護師に制止される二人。ミチルが分娩室へと入っていく。声をかけるタケルとルカ。
「ミチルちゃん頑張って!」 「ミチル頑張れ!」
分娩室のドアが閉まった。「分娩中」のランプが点灯した。心配そうなタケルとルカ。
「止血帯を準備して!」 「はい」
緊迫する分娩室。ミチルはうめき声をあげながら苦悶の表情。
「ガーゼ、多めに用意して!」 「はい」
悶絶するミチル。すると、看護師の腕をつかみ、必死の表情で、
「お願いします!赤ちゃんを助けてください!」
看護師は落ち着いた様子で、
「大丈夫ですよ。赤ちゃんも頑張ってますから。あなたも頑張って」
うなずくミチル。
分娩中のランプが点灯している。ルカが座っていられず、その前をそわそわ歩いている。タケルはベンチに座って、ルカの様子を見ている。時計は16時47分をさしていた。
分娩室で頑張るミチル。看護師が額の汗を拭く。秒針の針の音が時を刻む。
分娩室の前でうずくまり、手で顔を覆うルカ。タケルもうつむいている。17時49分。
18時43分。約2時間が経過した。落ち着かない様子でそのときを待つタケルとルカ。そのとき、産声が・・・。ハっとするタケルとルカ。新しい命の誕生に、顔を見合わせ、笑顔の二人。分娩室のドアが開いた。が、看護師が血相を変えて走ってでてきた。
「早くして!出血がひどい!」
医師が叫んでいる。緊迫する分娩室。再び分娩室のドアが閉まった。
「ミチル・・・!?」 「ミチルちゃん?」
二人の表情が一変する。ミチルは大丈夫なのか・・・。分娩室で、目を閉じているミチル・・・。
美知留:瑠可:タケル

「藍田さん。藍田さん」
医師の呼びかける声で、ミチルが目を開ける。笑顔の医師と看護師。赤ちゃんを抱いている。
「女のお子さんですよ」
ミチルは静かに声のする方向を向く。そこにはかわいい赤ちゃんの姿が。ミチルの目から涙がこぼれ落ちた。
病室
ベッドの上で、赤ちゃんと一緒に横になっているミチル。ベッドに脇で、ルカとタケルが座っている。ミチルはルカに、
「ルカ」 「・・・」 「抱いてあげて。女の子だって」 「女の子・・・」
首を抑え、そっと赤ちゃんを抱き上げる。
「よく生まれてきたね」
赤ちゃんに話し掛けるルカ。
「世の中って悪くないよ。これから、すてきなことがいっぱいある。きっとある」
笑顔のミチル。タケルが立ち上がり、
「俺にも抱かせて」
タケルが赤ちゃんを抱く。赤ちゃんを覗き込むルカ。満面の笑顔のタケル。
「パパですよ」 「うふふ」 「かわいいねー」 「ちっちゃいねー」 「ちっちゃいね」
ベッドで笑っているミチル。
「ルカ、タケル君。あろうがとう」
笑顔の二人。ミチルが笑顔で赤ちゃんに話しかける。
「ふふふ。よかったね」
砂浜
晴れ渡る空。青い海。さざ波。ミチル、ルカ、タケルの3人が砂浜を歩いている。ミチルが抱いていた赤ちゃんをタケルに。タケルが赤ちゃんをあやす。
(ミチル) 《元気ですか?エリー、オグリン。赤ちゃんの名前を決めました。藍田ルミ。瑠可の「瑠」に、美知留の「美」。ルにはタケルの「ル」も入ってるんだよ。私達は4人で、また、あのシェアハウスに暮らします。家族。友達。夫婦。恋人。そのどれかであるようで、どれでもない私達だけど、この壊れやすい幸せを大事にして、行けるところまで行こうと思っています。これからもずっと友達でいよう。できればずっと別れずにいよう。そして、たとえ何かがあって別れても、またいつか出会って、笑い合おう。 My dear, friends. You are my last friends. 》
シェアハウス
リビングの机の上に一枚の写真。シェアハウスの前での記念写真。オグリン、エリー、ルカ、タケル、そして赤ちゃんを抱いたミチル。
フジテレビ ドラマ「ラスト・フレンズ」 完
ご愛読ありがとうございました。ミチルカ

テーマ:ラスト・フレンズ (長澤まさみ、上野樹里、瑛太出演) - ジャンル:テレビ・ラジオ
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